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注文住宅を考えるとき、まず頭に浮かぶのは「どれくらいの予算が必要なのか」という点ではないでしょうか。
今回は、山口県での注文住宅の予算相場や坪単価について詳しく解説します。
また、毎月の返済額やコストを抑えるためのポイントもご紹介しますので、家づくりを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
山口県が2024年度に発表した住宅地の平均坪単価は139,413円です。
前年から0.7%の上昇が見られます。最も坪単価が高い地域は和木町で、237,851円。
逆に、最も安いのは美祢市で41,780円となっています。
近年、山口県全体では坪単価が上昇傾向にあり、これらの数字を参考に土地購入を検討してみましょう。
2023年度のフラット35利用者調査によると、山口県で注文住宅を建てる際の平均建築費用は約3,620万円です。
これは、中国地域における一般的な延床面積36坪、敷地面積98坪に基づいたものです。
山口県の住宅地平均坪単価139,413円を基に計算すると、土地取得費用は約1,370万円になります。
これを合わせると、土地取得を含めた全体の建築相場は約5,000万円ということがわかります。
2023年度のフラット35利用者調査によると、山口県で注文住宅を建てる方の世帯平均年収は約611万円です。
これは全国平均の約629万円をやや下回る数値です。また、年収200~300万円の世帯でも注文住宅を建てているケースがあることがわかっています。
先にご紹介した山口県の建築相場を基に、どれくらいの予算で家づくりができるかを考えてみましょう。
ここでは、注文住宅にかかる費用の内訳について詳しく説明します。
注文住宅は高額になるため、多くの方が住宅ローンを利用します。
一般的に、住宅ローンの借入可能額は年収の5~6倍が目安とされています。
2023年度のフラット35利用者調査によると、土地付き注文住宅を建てた方の年収で最も多いのは600~700万円。
これを基にすると、約3,000万円から4,000万円の借入で注文住宅を建てることが可能です。
注文住宅を建てる際にかかる費用は大きく3つに分類されます。「本体工事費用」「付帯工事費用」、そして手続きやその他の「諸費用」です。それぞれの費用について、詳しく見ていきましょう。
本体工事費用とは、建物の基礎工事や柱、設備など、建物本体にかかる費用を指します。
これは総予算の約7割を占めるとされていますが、ハウスメーカーによって異なる場合があります。
注文住宅を建てる際には、どのような工事が本体工事費用に含まれるかを事前に確認しておくと良いでしょう。
付帯工事費用とは、建物本体以外に必要な工事にかかる費用のことです。
たとえば「地盤調査」や「水道・ガスの引き込み工事」「屋外の電気工事」、さらには「設計料」などが含まれます。
この費用は、総予算の約2~3割が相場となっています。
諸費用とは、土地や建物以外にかかる様々な経費を指します。
これには、「印紙代」「登記費用」「火災保険」「地鎮祭費用」などが含まれ、総予算の1~2割が目安とされています。
住宅ローンを利用して注文住宅を建てた場合、月々の返済額はどれくらいになるのでしょうか?
住宅ローンを組む際、金融機関が重視するのが「返済負担率」です。
これは年収に対してローン返済に充てる割合のことです。
返済負担率は次の計算式で求めます。
返済負担率=年間のローン返済額÷年収×100
金融機関によって基準は異なりますが、一般的に返済負担率は30~35%以内とされています。
20~25%が安全圏とされ、2023年の調査では、山口県で注文住宅を建てた方の場合、月々の返済額は約11万円で、返済負担率は23%となっています。
住宅ローンの返済額に大きな影響を与えるのは、金利のタイプです。
次に、「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の3つのタイプについて説明します。
変動金利型の住宅ローンは、半年ごとに金利が見直される特徴があります。
ただし、返済額の見直しは5年ごとに行われ、金利が変わっても返済額は5年間一定です。多くの場合、見直し後の返済額は最大で1.25倍までとされ、このルールによって急激な返済額の増加を防ぎます。
変動金利型のメリットは、他の金利タイプに比べて金利負担が軽い点です。
しかし、金利が上昇すると負担も増えるというデメリットがあります。
変動金利型は、借入額が少ない方や返済期間が短い方、また金利上昇時にも経済的な余裕がある方に向いています。
固定金利期間選択型の住宅ローンは、借入時から一定期間(例: 2年、3年、5年)金利が固定されるのが特徴です。
固定期間が終了した後は、再度変動金利型や固定金利期間選択型を選ぶことができます。
このタイプのメリットは、金利の変動リスクを固定期間中は回避できる点です。
しかし、固定期間が終了すると、変動金利型の1.25倍ルールのような制約がなく、金利次第で返済額が変動する可能性があります。
固定期間が終了するまでにまとまった資金を用意できる方に向いているタイプです。
全期間固定金利型の住宅ローンは、借入から返済完了まで金利が固定されている点が特徴です。
住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携しているフラット35もこのタイプに該当します。
メリットとしては、金利の変動リスクを避けられることが挙げられますが、他の金利タイプに比べて金利が高めに設定されているというデメリットもあります。
全期間固定金利型は、将来的な金利上昇による返済額の増加を避けたい方に向いているタイプです。
注文住宅は自由度が高い反面、工夫次第でコストダウンも可能です。
ここでは、コストを抑えるための方法と、山口県で注文住宅を建てる際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
家の形状が複雑になるほど、建築費用が高くなる傾向があります。外壁の凹凸を減らしたり、屋根の資材をシンプルにすることで、建材や施工の費用を抑えることができます。
新築を建てる際に、各家族メンバーの部屋を作りたいと考える方も多いでしょうが、部屋が増えるとその分、建材やコストがかかります。必要に応じて部屋を仕切れるようにしておくなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に変更できる設計にすると良いでしょう。
2階建ての家の場合、各階にトイレや洗面所を設置することがありますが、水回りを分散させると施工費用が増える傾向にあります。水回りを一カ所にまとめることで、数十万円の節約が可能です。
また、掃除の手間も軽減されるというメリットがあります。
山口県北部は「瀬戸内海気候区」に属し、冬場は関門海峡や北九州地方からの季節風の影響で曇りの日が多いです。
西部は内陸に位置するため夏場に雷雨が多く、南部は温暖で雨が多い気候です。
同じ県内でも気候が異なるため、雨の多い地域や冬の寒さに対応できるよう、コストを抑えつつ断熱性や気密性に優れた住宅を建てると安心です。
【変更】
山口県中央部は日本海側の気候の影響を受けやすいですが、地形や標高によって気候が大きく変化する地域でもあります。
例えば中国山地の山間部は標高が高いため、冷涼な気候で、冬は特に寒くなります。山地の麓は山地の影響を受けながらも、比較的温暖な地域もあります。また盆地は寒暖の差が大きく、夏は暑く、冬は寒い地域もあります。
同じ中央部でも異なるため、コストを抑えつつ地域にあった断熱性や気密性に優れた住宅を建てると安心です。
家づくりを進める際は、まず自分の年収に合った建築費用と無理のない返済プランを把握することが重要です。
R+house山口では、コストを抑えつつも高性能な住宅を提供しています。
さらに、アフターサービスも充実しているため、長く快適に暮らせる家を実現できます。
土地の特性やお客様のご要望をしっかり反映したデザイン性の高い注文住宅を提案していますので、山口市・防府市・美祢市での家づくりをご検討の方は、ぜひ一度、R+house山口にご相談ください。